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2007.06.13

かみちゅ!

かみちゅ! 2 (2)
かみちゅ! 2 (2)
鳴子 ハナハル、ベサメムーチョ 他
(2007/03)
 ちょっと今さらっぽいけど、「かみちゅ!」を読みました。1巻を買った翌日には2巻を持ってました。おもしろかったー。

 テレビをあんまり見ないこともあって、最近まで知らずにいました。アニメの方が先みたいですね。そちらもすごくおもしろかったんだけど(マメな友人にビデオを見せてもらった)、個人的には漫画の方が好きかな。

※ ※ ※

 なにはさておいても、とにかく絵が上手さが目を引きます。スクリーントーンを抑えた手書き中心の描線が、ノスタルジックな世界にすごく合ってますねー。
 しゃしゃっと描き込まれた細やかな描線が、建物の木造っぽさみたいなのを浮き立たせるような感じで印象的。こういうのって、変に描き込んじゃうとリアルになりすぎたり、あるいは小汚くなっちゃったりするかもだけど、決してそうはならない見極めみたいなのが、すごいなーと思います。

 また、ちょっとややこしい構図/視点でもさらっと描かれてるのも、印象的です。
 たとえば、1巻オマケの「閑話・前略、道の上より」は「犬」が見た景色になってて、視点がかなり目まぐるしく変わるんですけど、実にさりげなくさらさらと描かれてます。うっとうしくならない程度に効果的。すごいなー。

 表紙のカラーも素晴らしいですねー。特に2巻表紙の夕焼けの色使いはすごい! ほえ~っと見とれてると、吸い込まれそうです。すごいなー(こればっかりだけどw ホントにこればっかり思ってたので)。

 ただ……「表紙」としてとらえると、やや地味というか、キャッチーではないかもしれないなーと思ったりはしました。装丁の問題も含むのかもしれないけれど、イラストとしてちょっと完成しすぎてるのかもしれないなーと思ったりもしました(ロゴの処理とか)。
 同じ絵は、作者・鳴子ハナハルさんのサイト「自家用紙飛行機」にも掲載されてて、そちらで見ると、ホントにホントに素晴らしいと思うんだけど。
 とはいえ、そのキャッチーではないあたりが、逆に作品世界にぴったりしてて、いいトコなのかもしれませんけど、ね。

※ ※ ※

 舞台となっている尾道は、大林宣彦監督が「尾道三部作」(転校生/時をかける少女/さびしんぼう)などを撮ったことでも知られてますよね。また、アニメ「蒼穹のファフナー」の街並みは尾道をモデルにしてる、という話もあるそうです。
 まぁ、実際に住むとなると、坂が多くて大変っぽい気もしますけども(私は山に住んでるので、坂道に飽き飽きしてるのですw)、海の美しさと山の美しさ、それに温かさや懐かしさを兼ね備えた、素敵な街並みだと思います。
 こうした場所を舞台として選んだあたりにも、作品のメッセージが込められてる気がします。

 作品世界も、なんだか不思議です。
 第1話でいきなり主人公が「私、神様になっちゃった」とか言うのですが、それがなぜなのか、どういう経緯なのか、なんの説明もありません。でも、なんか納得してしまう。そうした「なんとなく不思議を受け入れてしまう」という感覚が、作品全体をほんのりとくるみ込んでいます。
 それを、前述の絵のタッチだとか舞台設定なんかが、しっかりと支えてて、ほのぼのとしあわせな世界を作り上げています。そのへんの構成が、すごいなーと思いますし、憧れてしまいますね。

※ ※ ※

 以上、うだうだ書いてきましたが、2巻が出たのは3月ですから、すごく今さらって言うか、読む人はもうとっくに読んでるでしょうねw
 でも、まだ読んでなくて、こうした絵が嫌いじゃない人は、ぜひとも読むべきだと思います。……と、辺境の地より訴えつつw、おわります。

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Posted at 00:03 | comics | COM(0) | TB(0) |
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